どうも、ねこまるです。
みんなも一度は思ったことない?
ニュース番組で街頭インタビューとか、事件現場の映像とかで、なんか普通に歩いてる人の顔がバッチリ映ってること。
「あれ、本人の許可って取ってるの?」
「肖像権の侵害にはならないの?」
気になるけど、テレビでは当たり前のように流れてるよね。
今回はこの「歩行者の顔、勝手に映して大丈夫なのか問題」をわかりやすく解説していくよ!
肖像権ってそもそも何?
まずは基本の確認からいこう。
「肖像権」っていうのは、ざっくり言えば「自分の顔や姿を勝手に撮影されたり、公開されたりしない権利」のこと。
たとえば、知らない人にいきなり写真を撮られて、SNSに勝手に載せられたら…ちょっとイヤだよね。
これが肖像権の侵害になる可能性がある、って話。
法律にハッキリと書かれているわけじゃないんだけど、日本では「プライバシー権の一部」として、判例などで認められてきた権利なんだ。
じゃあ、なんでテレビで顔が映ってるの?
「肖像権があるなら、ニュースで顔が映ってたらアウトじゃない?」って思うよね。
でもね、これにはポイントがあるんだ。
■「公共の場所」での撮影は原則OK?
ニュース映像で映る通行人って、たいていは「公共の場所」にいる人たちだよね。
駅前とか、商店街とか、渋谷のスクランブル交差点とか。
実はこういう「公共の場所」での撮影は、ある程度までは認められているのが現状なんだ。
例えば、下記のようなケースなら肖像権の侵害にはならないとされることが多いよ:
- 不特定多数の中のひとりとして映り込んでいる(いわゆる「通行人A」)
- 特に目立つことなく自然に映っている
- 報道目的で必要とされる内容である
要するに「映ってるけど、目立ってない&プライバシー侵害まではいってない」ならセーフってこと。
顔にモザイクが入るのはなんで?
とはいえ、テレビでよく見る「モザイク処理」もあるよね。
あれはどういう基準で入れてるのかっていうと…
実は、テレビ局によって基準が微妙に違うの!
たとえば:
- 顔が大きくハッキリ映っている → モザイクを入れる
- 子どもが映っている → 原則モザイク
- 衝撃的な事件現場など、特定されやすい状況 → モザイク
テレビ局は「映ってる人がイヤな思いをしないように」という配慮の意味も込めて、モザイクをかけてるんだね。
また、クレーム対策って意味ももちろんある。
許可取り(承諾)はしてるの?
ニュース番組で顔がハッキリ映ってる人、あれは許可を取ってるのかどうか気になるよね。
これは場合によるんだ。
▼【インタビューなど】→ もちろん許可あり!
マイクを向けて話してもらってる場合は、必ず事前に承諾を得てるよ。
「テレビ出てもいいですか?」って確認してるし、収録後に書面で同意書を書いてもらうこともある。
▼【通行人・現場映像】→ 基本的に“許可は取っていない”
さっきも言ったように、公共の場での映り込みなら“報道の自由”として許されている範囲なんだ。
だから、わざわざ歩行者全員に「顔出していいですか?」とは聞いてない。
でも、顔がハッキリ映っていたり、何か問題がありそうなときは、あとから編集でモザイクを入れたり、映像を差し替えたりすることもあるよ。
じゃあ、映りたくないときはどうする?
「うわ、テレビクルーいる!映りたくない!」って思ったら、できる対策はあるよ。
◎ 遠ざかる・映らないように避ける
物理的にカメラの前から離れるのが一番確実。
◎ 撮影クルーに声をかける
「映さないでください」ってお願いするのもアリ。基本的に対応してくれるはず。
◎ 放送後に抗議する
「勝手に映された!」と感じたら、放送局に問い合わせて削除やモザイク処理を求めることもできるよ。
まとめ:テレビに映る=即アウト、ってわけじゃない
ということで、まとめてみよう!
- ニュースで通行人の顔が映るのは、肖像権との兼ね合いで“セーフ”とされる範囲がある
- 公共の場での自然な映り込みなら、基本的に許可取りはしていない
- 顔が目立つ場合や、子ども・事件性がある場面ではモザイク処理がされる
- 映りたくない人は、避ける・声をかける・放送局に連絡するなど対策が可能
- ケースバイケースでもあるようなので、注意が必要。基本許可取りした方が安心
テレビって、私たちの生活の中で「当たり前」に存在してるけど、そこにはいろんなルールと配慮があるんだね。
今度ニュースを見るときは、ちょっと裏側の「見せ方」にも注目してみると面白いかも!
それじゃ、今回はこのへんで。
また気になるテーマがあったら教えてね!
コメント